引退表明のキム・ハヌル「2年前から考えていた」 国内最後の試合は「楽しくプレー」

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キム・ハヌル

日本女子ツアーでメジャー2勝を含む通算6勝を挙げ、今大会限りでの引退が発表されていたキム ハヌル(韓国)が、元阪神の金本知憲氏らとのプロアマ戦を終えて公式会見に臨んだ。

 この日は自らの言葉で ツアーだけじゃなくて、選手としてチャレンジしたいことがあるから、今がちょうどいいタイミングかなと思って引退発表をしました と、代名詞の笑顔を見せながら話した。日本ツアーは今大会が最後で、11月中旬の韓国ツアー戦が現役ラストになる。今後は韓国のゴルフ関係のバラエティー番組出演を視野に、ゴルフに関わる仕事を続けるという。

 引退を決断した時期について、 2年ぐらい前から考えていたんですけど、はっきりしたのは今年の真ん中ぐらい。7月に韓国に行って両親と相談して決めました と明かした。17年のサントリーレディス以降は優勝から遠ざかっており、賞金ランクも16、17年は4位に入ったが18年は29位、19年は56位と低迷。今季は4月の富士フイルム スタジオアリスオープンの3位が最高成績だった。 優勝争いができないから、選手として残念かなと思いました 。賞金ランク50位までに与えられるシード権を獲得できなかったことや、コロナ禍による移動制限が敷かれた影響もあり、今回の決断に至った。

 日本ツアーで思い出深いのは、15年のマンシングウェアレディースでの初Vや、17年の2週連続Vを挙げた。今大会の最高成績は18年の2位。昨年亡くなった延田グループの元会長 延田久弐生氏に思いをはせながら 優勝したら(延田)会長が喜んでくれたと思うけど、見せることができなかったのが残念。ボミも2年前(19年大会)準優勝だったから、優勝したら会長がもっと喜んでくれると思う と同級生のイ ボミ(韓国)=延田グループ=の名前を挙げつつ振り返った。

 2年ぶりの開催は1日上限1000人の有観客で行われる。 いいプレーができたらうれしけど、成績より楽しくプレーするのを見せたいです 。会場に足を運んだファンを、スマイルクイーンが魅了する。

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