ジャンボの“無言のアドバイス”が奏功!?原英莉花がプロ転向後初の首位T発進

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原英莉花

<スタンレーレディス 初日◇5日◇東名カントリークラブ(6571ヤード・パー72)>まるでキャリアウーマン!?原英莉花の激レアショット【女子プロ写真館】ジャンボ軍団の姫がついに好スタートを決めた。「スタンレーレディス」初日、ジャンボこと尾崎将司から指導を受ける原英莉花が5バーディ・1ボギーの「68」でラウンド。4アンダーで自身初となる首位タイ発進を切った。 11番で残り100ヤードからOKの距離につけてバーディを奪った「流れのいい朝」から、最後まで流れが途切れることは無かった。前半だけで4バーディを奪うと、折り返しても3番で残り240ヤードのラフからグリーンに乗せて2パットのバーディ。最終9番でフェアウェイバンカーに入れるなどばたついてボギーを叩いたが、地元神奈川の隣・静岡で願ってもないスタートとなった。 好発進の原動力はショットの改善。ここ最近、ダウンスイング時に左足で粘れず腰が引けてしまっていた。結果、クラブがかぶせて入るような形になっていたという。それを上げたところ、より寝かせて下ろすループのようなイメージを持ち、かつ左足でしっかりと粘るようにしたことで、「思うようなドローが打てるようになった」と球筋が安定。スコアにつながった。 先週の「日本女子オープン」で予選落ちした翌日、調子を落としていたこともあってジャンボ邸を訪れた。その際、ジャンボにスイングを見てもらったが、まさに“見た”だけだった。原が2~3球打ったのを見ると何も言わずに立ち去ったという。 「ジャンボさんは後ろから見て、正面から見ると無言で行かれて…。どういう意味なのかはちょっと聞けなかったです。でも(原のコーチも務めるジャンボ尾崎の息子の)智春さんたちは“いいってことじゃない?”って言っていましたし、私としても表情からは“そこまで悪くないぞ”と思われている気がした」。 この“無言のアドバイス”も復調につながる要因かは明確ではないが、スコアを出せたことで「掴んだいい感覚が成績につながって、調子が良くなったという確信に変わった」とショットへの自信はよみがえった。ちなみにこの時、原は「調子が悪いときに見てもらうのは緊張して…」と力んでシャンクしたらしい。 今年も残り8試合。賞金ランクは現在50位と初の賞金シードへ順位も気になるところだが、「残り試合が少ないので優勝を目指して頑張りたい」と見据えるは頂点のみ。「ジャンボさんが“優勝したときのために(原にあげる)アイアンのシャフトを取って置いてあるのにな”と言ってくださっています。今週欲しいですね。だらだらしているともらえなくなると思うので」。師匠からのご褒美ゲットのためにもまずは2日目に混戦から抜け出したいところだ。(文・秋田義和) (撮影:上山敬太)ゴルフ情報ALBA.Net

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